Masahiro

ジェンダー教育とは

そもそもジェンダーとは、社会や文化が決めた「男性らしさ」「女性らしさ」のことです。
これは、生まれつきの性別とは違い、成長をする中で身に付く価値観や習慣のことを指します。

私たちはステレオタイプ(固定概念)などで、無意識に物事を判断してしまう癖があり、
「こうであるべき」というイメージや決めつけを持っています。
ジェンダー教育は、生徒たちが性別、性的指向などのステレオタイプに固執されずに、
自他を尊重することの重要性を伝え、自分らしさを育む教育のことです。

なぜ学校でジェンダー教育を行うのか

世界経済フォーラムの「ジェンダーギャップ指数2024」で、
日本は146か国中118位と低く、特に経済分野では120位、政治分野では113位です。
この数字は、日本社会でジェンダーによる不均衡が根強く、個人の能力が十分に発揮されていない現状を示しています。

グラフで見る

ジェンダーギャップ指数

ジェンダー教育の効果

1

自分らしさや
多様性を認められる

ジェンダー教育を学ぶことで、自分らしさを深く理解し、多様な人々がいることを認識することができます。それは、「みんな違ってみんな良い」という受容の心を育み、それぞれの個性を尊重する姿勢へと繋がります。

2

大切にする心や
自信を育める

自分を認められるようになると、自分自身を大切にすることに繋がります。また大切にする言動の積み重ねにより、自信を育むことに繋がります。

3

固定概念にとらわれない
キャリア選択ができる

ステレオタイプが少ない状況で進路に向き合うことで、保育士やSTEM領域など、女性・男性に偏りがある職業に対しても、固定概念にとらわれずに、自分自身が挑戦したいキャリアを見つけ、選択できるようになります。

SISTERSが提供する授業内容を紹介

導入

問いかけ
授業の冒頭では「自分らしさ」と「その人らしさ」を大切にするにはどうしたらいいか、という問いを投げかけます。
そして、授業を通じてその問いに答えることがゴールであることをお伝えします

②授業中の約束
安心して学ぶため、以下の3つの約束を守ります。
・気軽に話してみましょう。
・相手を傷つける発言や、差別的・攻撃的な発言がないか、話す前に立ち止まって考えましょう。
・クラスメイトの発言にはポジティブな反応を心がけましょう。

ジェンダーについての解説

①ステレオタイプとは
「こうであるべき」というイメージや決めつけをステレオタイプ(固定観念)と言うことを解説した後で、
ステレオタイプが日常生活のどんなところに潜んでいるかをクイズ形式で学びます。

②ジェンダーとは
ジェンダーの定義や、グローバルな視点からみたジェンダーギャップなどを学びます。
ジェンダーである「女性らしさ」「男性らしさ」とはどのようなものかを、
ディズニープリンセスの歴史に例えるなど、生徒の視点に立ち、身近な例を交えながらわかりやすく説明します。

③LGBTQ+について
男女という枠組みだけでなく、多様な性について解説します。性には多くの種類があり、
どのような性別を好きになるかを示す「性的指向」や、出生時の性別と異なる性別を認識する
「性自認」などがあります。LGBTQ+の話を含め、網羅的に解説します。

多様性についての解説

①多様性について解説
「多様性」という言葉が実際にどのような意味合いを持つのかを解説します。

多様性とは?
近年耳にする「多様性・ダイバーシティ」とは「ある集団の中に異なる特徴・特性を持つ人がともに存在すること」です。
性別や性的指向だけではなく、人種や国籍、障がいの有無・宗教などの多様な側面があります。

多様性とサステナビリティ
多様性について学んだ上で、それが社会のどのような場で活かされているのかを、
サステナブルファッションや、ボディポジティブなど、世界の事例を通して紹介します。

ワークショップ

ジェンダーと多様性について学んだ後、最初の問いに立ち返ります。
ワークショップを通じて、自分らしさとは何か、相手らしさとはどんなものなのかを気づく機会を作ります。

・本授業は50分での実施事例です。
・内容は学年や学校様の状況に合わせて変更しています。
・クラス単位、学年全体のどちらの形式でも講習は実施しています

生徒の反応

多様性の時代と言われてきたけれど、それはもともとあってそれを社会の表面に
出しているかいないかの差であったのだと気づいた。
自分のステレオタイプで、人を傷つけないようにしたいと思ったし、
そのためにはどのような人がいるのかを知る必要があると思う。
そのために、今日の授業に参加することができてよかった。

専門学校2年生 女性
専門学校2年生 女性

これからの人生、未来に関わってくる大切な授業だと思った。

専門学校1年生 女性
専門学校1年生 女性

言葉は知っていても意味は知らないという事が多かったので、一から詳しく知れてとても良かったし、
多様性についてもっと興味が湧いた。

専門学校3年生 男性
専門学校3年生 男性

導入をご検討中の先生方へ

代表 鈴木
代表 鈴木

ジェンダー教育の授業では、ジェンダーやジェンダーレス、LGBTQ +などの基本的な理解を始め、ステレオタイプからの解放を支援し、その先にある「自分らしさ」の発見をお手伝いいたします。
生徒一人一人がいきいきと学校生活を送るサポートを行います。
SISTERSの出前授業は、各学校のご要望や生徒の発達段階に合わせて内容をカスタマイズできます。

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生徒一人ひとりが、自分らしく、安心して過ごせるよう、
SISTERSは学校とともに取り組めることを心より願っています。

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