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アンコンシャスバイアスとは? 実例と企業研修内容

鈴木彩衣音

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)とは、無意識に持つ偏った見方や考え方を指します。
無意識の偏見はインクルーシブな組織作りの妨げになります。
ただし、アンコンシャスバイアスを完全に無くすことは難しいと言われています。

自分や社会の中にある「無意識の偏見」を正しく理解することは、より良い人間関係や組織、社会を築く上で重要です。

今回はアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)について、そしてSISTERSが行っている企業研修についてご紹介いたします。

DE&Iとは

DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)は、従業員が職場でアイデンティティや経験、宗教に関係なく安心して自分らしく働ける環境を指します。

多様化が進む現代において、DE&Iを意識されている方は非常に多いのではないでしょうか?
しかし、DE&Iな環境を作る上で障害となってしまうのがアンコンシャスバイアスです。

悪気のない言動が同僚や部下との関係を悪くしてしまった、チームの雰囲気を崩してしまった。

これらの状況はアンコンシャスバイアスによって引き起こされることがあります。
では、具体的にどのようなアンコンシャスバイアスがあるのか?以下で詳しく説明します。

アンコンシャスバイアスとは

私たちは毎日、多くの情報を素早く処理して理解する必要があります。
99%の情報は無意識的に処理されていると言われています。そのため脳は、大量の情報を効率よく処理するための「近道」として「無意識の偏見」をおこなっているのです。

アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)は脳の仕組みにより誰もが持っている機能のため、決して悪いものではありません。

  • 育児中の社員にはこの業務は大変だろうと勝手に判断してプロジェクトの参加をはずした。
  • 高学歴の職員が仕事で悩んでいたので「君ならこれくらい楽勝だろう」と励ました。
  • 年配の職員を気遣って複雑な業務には就かせなかった。

これらの行動は一見相手を思っての行動に見えますが、実はアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)による相手の挑戦する機会を奪ってしまう行為です。

私たちは何気なく過ごしている間にも、無意識に人を判断しています。それは悪気があって行われるものではなく、善意からくる場合もあります。
しかし、このような言動が社員の挑戦を奪ってしまったり、職場の雰囲気を悪化させたりすることがあります。

円滑な対人関係を築きたい、会社やチームの雰囲気をより良くしたい

このような方には、アンコンシャスバイアスについて学ぶことが非常に役立ちます。

無意識に意識しているもの

「外国籍の人はコミュニケーションがしづらい」「地位のある人は信用できる」といった思い込みをしたことはないでしょうか?
私たちは常にフィルターをかけた状態で、人や物事を無意識に判断しています。
判断基準には目に見えるものと目に見えないものがあり、種類は多岐にわたります。

目に見えるもの

年齢

体格

身体的魅力
肌の色

ジェンダー
障がい
など

目に見えないもの

社会的背景
性的指向
宗教
国籍
職位
組織の部門
など

引用:株式会社メルカリ「無意識(アンコンシャス)バイアス ワークショップ」の社内研修資料

アンコンシャスバイアスの種類

アンコンシャスバイアスには様々な種類があります。
自分自身が持ちやすいバイアスを知り意識することで、偏見は少なくすることはできます。

類似性バイアス

自分と似た背景を持つ人々に対して好意を持ち、採用や昇進の際に無意識に影響すること。

ステレオタイプバイアス

性別、年齢、国籍など各属性の固定概念より、差別的な発言や誤った判断をしてしまうこと。

ハロー効果

個人の外見や学歴などの特性が、関係のない能力に無意識に影響を与え評価が生まれること。

正常性バイアス

危機的な状況でも自分にとって都合のいい情報のみを重要視し、都合の悪い情報は軽視すること。

アインシュテルング効果

慣れ親しんだ考え方に固執して、新しい考え方に気づかなかったり軽視すること。

慈悲的差別

自分よりも立場が弱いと思う他者に対して、不要な配慮や気遣いをし、他者の機会を無自覚に奪ったり傷つけたりする行為のこと。

企業研修の取り組み実例

Google

インターネット会社のGoogleは、検索エンジンの日替わりロゴ(Doodle)に登場した著名人の62%が 白人男性である指摘を受け、2013年にアンコンシャスバイアスの取り組みを開始。
現在では、2万人以上の従業員がトレーニングを完了しています。

https://rework.withgoogle.com/jp/guides/unbiasing-raise-awareness

オーケストラでの採用試験

アメリカのオーケストラでは、以前女性演奏者比率は非常に少ない状態でした。

そこでブラインド審査という応募者の性別などの情報を隠して行われる採用試験が導入されると、女性採用比率が格段に増加しました。現在では女性演奏者の割合は4割まで増加しています。

株式会社メルカリ

株式会社メルカリ メルカリ、「無意識(アンコンシャス)バイアス ワークショップ」の社内研修資料を無償公開

SISTERSの企業研修の紹介

SISTERSでは、企業様を対象にアンコンシャスバイアスの研修を行っています。
ここでは、実際に行った研修の特徴や、ご利用者様の感想をご紹介いたします。

タイムスケジュール

オープニング

アイスブレイクの後、研修の目標と概要を共有します。

アンコンシャスバイアスを測ってみる

アンコンシャスバイアスについて説明し、参加者にアンコンシャスバイアスを測定してもらいます。自分が持つ偏見を可視化し、身近なものとして捉えます。
動画などを通して理解を深めた後、気づきや学びを共有します。

組織での取り組み方を学ぶ

組織のためにどのように取り組むか、他社の事例を紹介しながら説明します。

学びを共有する

最後に、参加者に研修を通じた学びや今後の取り組みについて共有してもらいます。感想を共有することで、個々の気づきを深めます。

SISTERSの研修の特徴
  1. アンコンシャスバイアスの導入方法を網羅的に紹介します。
  2. アンコンシャスバイアスを感覚的に理解できるよう、ワークセッションや動画、講義など様々な形式で提供します。
  3. クライアントの要望に応じたセミオーダーやフルオーダー形式も可能です。

ご利用者様の声

言葉自体は知っていたものの、具体的な内容はわからなかったため研修を通じて、理解することができました。
IT企業 人事部 40代

そもそもこの言葉を知らず、意識することの重要性を学べました。
IT企業 30代

企業研修にご興味のある方へ

より具体的な事例を知りたい、社員同士の交流を深めたいなど、ご要望に合わせて内容をカスタマイズできます。

SISTERSの企業研修にご興味のある方は、ぜひこちらからお問い合わせください。

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